ツルアリドオシ

2010年10月3日大仏岳
ガク筒がくっついた2個の漏斗状の花が咲く。花弁の内側はよく見ると毛深い。山地帯〜亜高山帯に生えている。写真はアップだが、花は10ミリほどで小さい。

2013年8月8日神室山
ガク筒が合体しているのが分かるだろうか?ちょうど、アリがじゃまでよく見えないが、 名前が名前だからアリが通るのは仕方がないか。

2010年7月17日森吉山界隈 桃洞の滝付近
花びらは4裂するが、たまに5裂する花もある。

2010年6月26日女神山 善知鳥口
つぼみ。ガク筒が合わさっているのが良くわかる。

2014年5月18日 羽山 去年の実
実を良くみれば、二つの突起があるのが分かる。花が二つ並んで咲いていた名残。

トップページへ

東北プチ花図鑑もくじ

東北プチ花図鑑・番外編

ちょっと似てるかも?

アリドオシラン

ひとくちコラム

茎が蔓状に伸びて地面を這い、花は上から見れば1センチほどだが横から見ると筒状に思いのほか長くて驚かされる。そしてその花はひとつのガクから二つ並んで伸びて咲く。右の画像はつぼみだがひとつのガクから二つ伸びているのが分かると思う。実には二つの突起があり、かつて花が二つあった名残をとどめる。名前はアリドオシという別の植物に花が似ていることに由来する。アリドオシランという植物もあるがこちらも同じ事情で名付けられていて、ややこしい。私はしばらく「ツルアリドオシラン」とごっちゃにして勘違いしていた。