ミツガシワ

2015年7月5日 南本内岳コース
北海道から九州までの山地〜高山帯の沼地で見られる多年生植物。花弁の内側に長いモジャ毛が特徴。 種子が氷河期の地層から発見されており、温暖化に伴い生育場所を寒冷地や高山へ移動させてきた。 その一方で練馬区の石神井公園の三宝寺池など温暖な地域にも適応して生き残っており、氷河期の「遺存植物」として知られる。

2015年7月5日 南本内岳コース
株によって雌しべが長く、雄しべが短い長花柱花と、逆に雌しべが短く雄しべが長い短花柱花がある。 結実するのは雌しべが長い長花柱花の方だけ。 写真は雌しべが長いので長花柱花

2014年6月21日 焼石岳 中沼コース
こちらは雌しべが短い短花柱花。機会がありましたら両方、ご確認ください。

2015年7月5日 南本内岳コース
名前の由来はこの葉っぱ。柏の葉に似た3枚の葉から三柏。柏の葉は昔から神聖なものとして、お供え物の 器として使われたりしていました。また柏を用いた家紋も多く、縁起のいい植物とされてきたようです。 それにしても、柏の葉に似てますかね?

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