スズムシソウ

2011年6月
山野草として人気があり盗掘が著しい。多くの県では絶滅危惧種となっており、自生する個体は激減していて、なかなかお目にかかれない。
北海道から九州の林床に生えていて、高さ10センチから30センチほどになる。盗掘が激しいものの、栽培は非常に難しくほとんどが枯らしてしまうのだから、こういう山野草ファンの感覚は理解しがたい。野の花は野で見てこそ。

2011年6月
側萼片は黄緑色で糸状。側花弁は薄いピンクで細い糸状。唇片が幅広く、これが鈴虫の雄の羽に似ていることが名前の由来となっている。花の時期は5〜6月。

2011年6月
葉は二枚。秋には枯れてしまい、枯れた葉枝に包まれた偽茎球だけとなって越冬するようだ。

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